口臭について(3)口臭と唾液の関係Blog
こんにちは院長の荒木です。今日は口臭と唾液について説明します。
私たちは一日に約1.5リットルの唾液を分泌しています。
唾液には、口の中の浄化作用や抗菌作用があるので、量が少なくなれば自浄作用が低下して舌苔や歯垢がつきやすくなりますし、抗菌作用が低下して細菌も増殖します。その結果、口臭が強くなります。
また、口呼吸をしていると口の中が乾くので口臭が強くなります。
因みに年齢を重ねるにつれて唾液腺が萎縮するため、70歳以上では20代の4割程度しか唾液は分泌されません。加齢とともに唾液量が減るため、口臭がでやすくなります。
口臭の改善には、唾液量を増やす必要があります。
よく咬むと唾液量は増えますし、唾液腺の機能を高める運動をしてもらいます。
また薬の副作用で唾液量が減るものもあるので、薬の内容も確認します。